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世界有数の資金量を誇る日本の概念的非合法組織の動向は、主要各国の国情に準じた概念的非合法組織の動向を推し量る材料になるものと思われますが、もともと大阪圏を縄張りとする＊＊＊＊組や＊＊組が積極的に都心部進出を図っていた上、①(客家満州族＆都市マイノリティ系?)＊＊会本部が所在する＊＊周辺や、②(韓国系＆農村マイノリティ系）＊＊会本部が所在する＊＊周辺を関係４者が（関西系中部系）＊＊＊＊企業・風俗店向け人材派遣業・麻薬売買に関する首都圏本格進出の橋頭堡として活用していた場合、例えば東海岸カジノ都市としてのアトランティックシティやＮＹなどに上陸済みの英領北アイルランドを主たる出自とする（ＩＲＡとの抗争を展開していた故に、様々な隠蔽技術も承知していたイギリス人）アルスター義勇軍系非合法組織による新型風俗店・新型合成麻薬事業・アメリカで非合法のブックメーカー式ネット賭博を巡る北イタリア系マフィア?との対立関係を推し量る材料になるものと考えられます。

しかもイギリス系非合法組織には英軍や米軍における実戦経験者も多い為、マフィアにとっても、８０年代のアルゼンチンマフィア並みに手強い競合組織と化でしょう。私自身は８０年代のフォークランド紛争後の経済不振期に、アルゼンチン白人マフィアがメキシコ人非合法組織を指揮し、西語圏南米のコカインなどの栽培地を押さえ、アメリカ進出を計ってイタリアマフィアと激突したと推測できます。このとき両者は組織的暗闘に加え、ＦＢＩや麻薬取り締まり局の強力な捜査に疲弊し、ラテン系とカトリック系の共通項を以って和解したと解釈できるのですが、(北部）イタリアンマフィアｖｓイギリス系非合法組織の暗闘には、この種の歯止めが利かない危険性があるのです。

現在、シチリアなどの南イタリア系マフィアこそ、多角的な資金洗浄など、相対的に安全な資金源を主体化させているものの、北イタリア系マフィアは中南米系ギャングと結びつき、人口スケールを激増させている中南米系アメリカ人向け事業で稼ぎを叩きだす傾向を強めているのかもしれません。尚、麻薬王と評されるメキシコ人ボスは分業体制下の密造業系ボスであり、南米-メキシコ-アメリカの麻薬ルートの密輸業系ボスにはアルゼンチン白人マフィアが就いているのかもしれません。

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結局のところ非常な逆境体験を含む非合法組織や性風俗業で身を起こす為には、概念的被差別体験や概念的逆境体験に裏打ちされた精神的強靭さと人間関係上の繋がりを必要とするのかもしれませんし、アメリカに代表される貧困移民としてのイタリアマフィアと建設土木業全体に根を張る旧アイルランド系マフィアのような概念的繋がりが、世界各国の移民社会と母国社会に潜在するものと思われます。因みに、鉄道敷設工事などの相対的に単純な土木作業における重労働斡旋・酒･女･賭博などに関わって勢力を伸ばした嘗てのアイルランド系マフィアは、富の蓄積と伴に自然とその非合法性を希薄化させてきたものと思われますが、現在では建物建設を含む公共工事関係の繋がりが最重要視されているのかもしれません。貧困イタリア移民がフランス系アメリカ人などの低所得労働者層に差別されたと言う表面的な事情と一線を画し、アメリカ市民社会には１０００年の英愛対立に根ざす反アイルランド勢力が思いのほか強く、アイルランド系非合法組織が犯罪組織として台頭すれば、アイルランド系社会全体が逆風に晒されることが懸念されたのかもしれません。